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よみがえれ、星空の思い出=投影機、展示保存へ募金活動―五島プラネタリウム・東京(時事通信)

 星空の思い出を再び―。2001年3月に44年間の歴史を閉じた東京・渋谷の五島プラネタリウム。今年11月に渋谷区が新たなプラネタリウムを開館するのに合わせ、当時の投影機の復元展示に向け、関係者らが募金活動を進めている。
 五島プラネタリウムは1957年、日本で3番目の本格的プラネタリウムとして渋谷駅前の東急文化会館の屋上に開館。親子連れ、デートや修学旅行の定番として親しまれ、入館者数は延べ約1600万人に達した。
 ドーム型のスクリーンに星空を映し出す投影機は、ドイツ・カールツァイス社製。高級レンズと精巧な歯車、モーターの組み合わせでさまざまな天体現象を再現する当時の最新鋭機で、大卒初任給が1万円前後の時代、7000万円した。
 閉館までの約25年間、投影機の操作とメンテナンスを担当した元職員の村松修さん(61)は「精巧なつくりは芸術品。星空は本物のようだった」。時には投影中にランプが切れるアクシデントもあったが、「その場で交換するのもショーの一部。星空が再び現れると客席が沸いた。投影の原理まで説明できた」と振り返る。
 閉館後、投影機は区に寄贈されたが分解されて倉庫に。その後、区が渋谷駅近くにプラネタリウムを含む文化施設を造るのを機に、再展示の機運が高まったが、約700万円の移設費用がネックになった。そこで、村松さんら当時の職員や関係者らが実行委員会をつくり、募金活動を開始。区側も「歴史と思い出の詰まった投影機。(資金面で)条件が整えば歓迎したい」(担当者)と展示スペースを確保した。
 実行委のホームページはhttp://www.tenjihozon.org。 

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